寿老人
道教の神仙・長寿を賜る神
まずは、七福神について・・・仏神混交の民間信仰一、弁財天(豊穣の女神・財宝を与える女神・技芸上達の女神)弁財天の由来は、他の天部像と同じようにインドのヒンズ一教の「サラスバティ」という水の女神で、名前は聖なる川の意味です。二、大黒天(戦闘の神・財福の神・魔天と同じ〈インド由来〉)インドの名前をマハー(大きい)・カーラ(黒)。体の色は青黒色。顔は三つ、腕は六本、忿怒のお顔。「オン マカギャラヤ ソワカ」と唱えます。中国からインドを旅した僧・義浄は、インドの寺院や倉の入り口には、袋を持ち椅子に座った神像がまつられ、それはいつも磨かれているので黒々としており、それでその神像を大黒天と呼ぶと伝えております。〈インド由来〉三、福禄寿(幸福・封禄・長寿)南極老人星の化現。寿老人と異名同神であるが、頭が〝とても長い〟のが特徴もともとの中国の道教で信仰された仙人です。長い髭をたくわえ、杖をついた老人の姿で鶴をつれた像もあります。道教で希求される三種の願い。幸福(子宝)封禄(財産)長寿(健康を伴う長寿)の三徳を具現化したものです。福禄寿はもともと福星、※星、寿星をそれぞれ神格化した、三体一組の神でもある。(三星信仰)真言は「オン マカシリ ソワカ」と唱えます。〈中国由来〉四、寿老人寿老人は起源やご利益も福※寿と同じ。不老不死の仙人ですので、長寿の神ということになります。日本の七福神の一人としては白髪明神とされる真言は「オン バザラユヤイ ソワカ」と唱えます〈中国由来〉五、布袋(富貴繁栄をつかさどる)支那五代の聖人、弥勒菩薩の化現といわれています。中国に実在した僧侶。太っ腹、つまり寛容な精神の象徴です。〈中国由来〉六、恵比寿(海神・寄り神・水の神)日本の神話の神「えびす」という神は複数あり、イザナギ、イザナミの子である蛭子命(ひるこのみこと)か、もしくは、大国主命(大黒さん)の子である事代主神(ことしろぬしかみ)とされることが多い〈日本由来〉七、毘沙門天 梵名 ヴァイシュラヴァナ(財宝神)仏教における天部の仏神で、持国天、増長天、広目天と共に四天王の一尊に数えられる武神であり、四天王では多聞天として表される。帝釈天の配下として仏の住む世界を支える須弥山の北方、水精埵の天敬城に住み、或いは古代インドの世界観で地球上にあるとされた4つの大陸のうち北倶盧洲(ほっくるしゅう)を守護するとされる。※クベーラは地下財宝の守護神でローカパーラ(インド神話の神)の一人でもある。真言は「オン ベイシラ マンダヤ ソワカ」※「マハーバーラタ」のローカパーラは仏教の十二天とほぼ一致している。クベーラ=※沙門天北方の守護神〈インド由来〉合掌
佛師・材質・サイズ
佛師:京佛師 中西祥雲
材質:本楠材・仕様 淡彩色仕上げ
サイズ総高(杖含)
高さ 40cm
横幅 28cm
奥行 14.5cm
仏 身
高さ 40cm
横幅 16cm
奥行 12cm