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難陀竜王・歓喜龍王

難陀竜王・歓喜龍王

SKU: 006

難陀竜王・歓喜龍王 雨乞いの神様「清めの水」

材質 総杔植物・仕様 木地仕上げ 一部金物仕上げ

難陀龍王は八大竜王の一つで、第一番に数えられる龍王である。また水天の待者でもあり、千手手眼観世音菩薩の眷属である二十八部衆の一尊でもある。「この仏たちは、いったいどこにおられるんですか?」よくこの質問に答えるために「仏の世界観」を用い説明させていただいております。難陀龍王・跋難陀龍王の二大龍王については、 ※蓮華蔵世界観をご覧下さい。参 照二大龍王真言は「オン ナンダ バナンダエイ ソワカ」と唱えます。蓮華蔵世界観について​まず「ここに海がある」というとこから始まります。その海からは大きな蓮華が一つ咲き出ていてこの蓮の花は、海いっぱいに広がるような大きさです。その蓮華の上部を見ますと、そこがまた海になっており、その海には小さな蓮華が無数に咲いています。そこで今度はその一つの蓮華を見ますとその蓮華の上も海になっているのです。その海の周囲は鉄囲山といいまして鉄の山で囲まれています。これは水がこぼれないように鉄の山で囲っているのです。その海の内部を見ますと四方に一つずつの島があります。東の島は東勝身洲、南は南贍部洲、西は西午貨洲、北は北俱盧洲といいあわせて須弥四洲といいます。この四つの島には、それぞれ小さな島が五百ずつあるというのです。次に海の中心に目を向けますと、そこには七重になった金の山があります。これを七金山といい、その金山と金山の間には香りの良い水が漂っています。さらに金山の中心を見ますと、そこに大きな山があり、これを須弥山というのです。次に須弥山のふもとには二龍王といって難陀、跋難陀という二匹の龍が絡み合っています。たとえ悪魔が金山を乗り越えて須弥山のふもとからよじ登ろうとしても、ここに二龍王がいて防衛しているのです。お寺の本堂で斗帳が下げられています。そこには龍が二匹描かれています。上り龍、下り龍などといわれますが、この二龍王のことなのです。次に二龍王の上を見ますと、三段階になっている夜叉宮というのがあり、たくさんの夜叉神がいます。彼らは一般に邪鬼ともいわれ悪者扱いされていますが、じつは善神なのです。さらにその上層の四段目に四天王宮があります。その上方は須弥山の一番頂上で忉利天といいます。ここには梵天、帝釈天をはじめとする三十三天がいます。さらに須弥山の上空も二十五段階になっています。これを二十五部というのですが、それぞれ各部に無数の仏たちがおられ、その仏がすむ宮殿があります。そこで格段の一体の像をよく見ると、仏のそばにいろいろな眷属の菩薩たちがたくさんついています。さらに主なる仏の細部を見ると、頭の上に肉髻(お釈迦さまの頭の上のこぶのようにふくれている部分)から小さな仏さんがボコボコ飛び出しているというのです。この仏を化仏といいます。この一つの蓮華のできごとは仏の数からいえばたいへんなことです。二十五部の中に無数の仏がいて、その無数の仏から瞬間ごとに化仏が飛び出しているのですから。これが各蓮華にある須弥山の上空で行われています。ですからこの化仏が飛び交う須弥山は全部一つにつながった大きな空間に統一されてしまうと考えるのです。この須弥山となる蓮華は一つだけでなくこれも無数だというのですから、たいへんな数です。そこで一つの蓮華を千倍します。これを小千世界といい、さらに小千世界を千倍します。これを中千世界といいまたさらに、中千世界を千倍します。これを大千世界といいます。そこで千を三度かけていますので三千大千世界というのです。さらにその上空に一体の仏がおられて全体を統括しています。これが毘盧遮那如来という仏で一番上で全体を統括しているというのです。仏像に向かったとき、その像を造った仏師が何を表現しようとしていたか、何が言いたかったを知るにはまずその像の前後左右、つまり周辺に同じような仏がたくさんいると思えばよいのです。そのたくさんの仏に自分が包まれたと感じた時自分の体に一体の化仏が飛び込んできます。この目に見えない化仏を感じさせること、ここに蓮華蔵世界観の教えが秘められているのです。残り二つの仏の世界観は後程記載致します。合掌

  • 佛師・材質・サイズ

    佛師:工房作品
    材質:総杔植物
    仕様:木地仕上げ 一部金物仕上げ

    サイズ

    総高 29cm

    横幅 12.5cm

    奥行 11.5cm

¥380,000価格
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